私は、これまでに生徒を1000人以上見てきて、自分に対して自信のない人がとにかく多いと感じています。特に大人は、自分のことを信頼していないですし、過小評価をしています。
完璧を目指さないで、できないところも含めて、“自分のことを許す”、 “これでいいんだ”と思えると、自己肯定感が上がり、その人の人生においての幸福感も、違ってくると感じました。
自分を幸福だと思っている人は、周りのことにも、目を向けられます。周りに目を向けることができると、人にやさしくなれます。やさしい人が増えると、社会がやさしくなります。 社会がやさしくなると、今起こっている社会課題は、解決する可能性が高くなると思います。引きこもりや、うつ病、環境問題など。社会を変える小さな1歩となるのが、自分をよりよく幸福であると感じる(気づく)ことなのです。
大門式表現力は、頑張りすぎている人や、こうしないといけないんだ!と完璧を目指している人や、生きづらさを抱えている人に、自分のことを好きになって、生きやすくなってもらい、社会全体をまるく、ゆたかに、やさしくする。 世界を変えるコンテンツです。
このレッスンでは、“大門式表現力”の初歩をレッスンしていきます。そしてそれを日常生活で試してみましょう。そこには、試行錯誤という探究のステップに遭遇します。その中で、自分の個性を理解する。そして、その個性にあわせたやり方を見つけていきます。
最終的には、あなたがあなたの自身の魅力を引き出す。そして、あなたが誰かの魅力を引き出す。そんなレッスンの入り口にいると想像してみて下さい。
そして、正解を探すのではなく、「あなたがあなたらしく、その人がその人らしい。」そんな“宝探し”のステップを楽しんで下さい。
俳優教育の方法論を構築し、ハリウッドをはじめ、世界の演劇界に広く影響を与えたロシアのスタニスラフスキーは、「役の人間化」を重視し、俳優の内面性を強化して「役を生きる」必要性を提唱しました。
当アカデミーでは、こうした俳優教育を基盤として、人格形成・人間形成をも視野に入れて教育事業を行っています。
※写真は、2019年1月 ロシア モスクワより、ライキン舞台芸術大学俳優芸術学科教授、セルゲイ・シェンタリンスキー氏を招聘し、表現力・コミュニケーション力向上ワークショップを開催
私自身が、このレッスンを通して伝えたいことは、自分らしく自分の人生を生きる人が増えること。みんなが、個々に輝いて生きられるようになれることです。
そのための力、表現力を、自分の気持ちを、言葉や、表情、身振り、手振りで伝え、 相手に的確に伝わるように表現し、より円滑にコミュニケーションすることで、自分の人生の目的や使命を達成しながら、社会を自立して生きていけるようにする力(心と技術と身体)と定義しています。
嬉しい時、人生が、良い方向は、満足している時は、自分で進んでいけると思います。自走できる人は、困難なことにあっても自分で何とかしていけます。
けれど、困ったときに「助けて」 と言えたり、おかしいと思ったら「おかしい」と言えたりできないと、 後々大変なことになる。言うという事は、「これはおかしいかも?」 と自分で考える、気づける思考力が育っていないとできない。
大門式は「おかしい?」と 気づけるように、多角的に物事を見る、考えるレッスンを入れて、その後に、それを効果的に伝える表現を学びます。
いろんな個性の人がいるので、必ず、正しいとは言えませんが、 最初の 対人関係をよりよくするものとしてこの大門式表現力を学んでもらえたらと思います。自分らしく自分の人生を生きる人が増えますように、みんなが、個々に輝いて生きて欲しいと願っています。
一般論として、表現力を思考や感情を他者に伝える力だとすると、 絵心とか、ワーディングセンスとか、作曲とかも、本来、表現力に該当します。
ここでの“表現力”は、 自分が生きていくうえで、 必ず必要となる人とのコミュニケーションのことを指します。
できるだけ円滑なコミュニケーションができるための表現法を、大門式表現力アカデミーでは学んでいきます。
自分自身がより豊かに幸せになるためという人間としての、根幹の満足のために学ぶ人もいると思いますし、もしくは 接客や、ビジネス、売り上げを上げたい人、または人生のパートナーを 探す人や、会社での人間関係をより良くしたい人もいるかもしれません。
人に好印象を抱かれるための表現というのは確実にあります。
対人関係をより良く築いていくための表現もあります。
自分の内面を必要な相手に的確に届けるスキル(表現力=心、技術、身体)を学び、 自分の人生の目標を達成してください。
上の3つ(心、技、体)すべて表現力としてトレーニングすることができます。 トレーニングすればするほど、自分の望む方向へ、自分も、人生も変えていくことができます。
大門式表現力は、 俳優のトレーニングと、これまでの10年以上の実体験での検証から成り立っています。
原理原則として、〝 体と心と声は一致する〟という考え方を土台にしています。
自分の今の状態や、心、性格などの内面が、体(声も含む)に出ている。と考えている。 演劇(登場人物)も、心(気持ち)が動くから、セリフ(言葉)になるわけで、人間の普段の日常も同じだと思っています。
俳優のトレーニングでは、
①感じる(内面)ことを、体や声を使って外に出す
②体を動かすから、心が後付けで動いてくる
の2パターンある。 どちらのやり方でも、 〝 体と心と声は一致する〟に他ならない。
だからこそ、大門式表現力アカデミーのレッスンを受けるときには、 自分のことを冷静に客観的に見つめ、実際の気持ちの動きや、体を動かした際 自分の内面にどんな変化があるか、ささいな違いを、敏感に捉えるようにしてみて下さい。
そして、思いっきり体を動かしたり、声を出したり、やったことのないことにもトライしてみてください。新しい変化に気づけるはずです。